突然だが、ドラマ「エルピス」を放映後2年経ってようやく見終えた。TVerだってある世の中だというのに中々見進められなかった。ひとえに放映時の反響をふまえて、生半可な気持ちでみてはいけないと思ったからなのだが、それがどういう風の吹き回しか、単に時間が作れただけなのか、自分でもよく分からない巡り合わせで一気に見進めたのがつい最近のこと。
長澤まさみ演じる恵那は言った。希望とは信じられることなんだと。
本当に。そうだなと、最近(も)宝塚のことばかり考える頭は妙な実感を覚える。
そもそも正しいなんて分からない、なんてことも作中で言われていた。
そうそう、とここに私が書いたことと同じ感覚だなぁなんて思いながら見た。善玉菌と悪玉菌のたとえは、わかり易さと同時につくづくわれわれは有機体なんだとその忘れがちな事実について考えさせられた。人も、社会も、生きている。そして、こうも述べられた。
夢を見よう。
果たして夢を見られるか。それが問題だ。